Perfumeが先日「LEVEL3」のアナログ盤をリリースしました。
「アナログ盤を出す」って初めて聞いたとき、アナログ盤ってなに?と一瞬思いましたが
レコードです。(NETから写真をお借りしました)
このレコードの話題は、昔懐かしい音響機器の記憶をよみがえらせてくれました。
なんだか、ほんとに、久々に・・・・あれやこれや・・・・若いときに勢いで買った
オーディオシステム(ちょっと大げさですが)のことを、少しずつ、少しずつ思い出して
ああ・・・そうだこんなこともあった、あんなこともしてた・・・
当時(20歳頃)、オーディオに興味のあった私は、電気店でカタログを集めては、眺めていました。
ある日意を決して電気店にオーディオシステムを買いに行きました。
プレーヤーは、どうしてもパイオニアの「PL25E」が欲しくて真っ先に決断。
あとは、「アンプ」「スピーカー」なのですが、どれがいいのかわからないので
お店の人の勧めるままに
アンプ・・・・SANSUI製 AU-6500
スピーカー・・・・SANSUI製 SP-35
を購入。
給料が3万円ぐらいのころに、総額12万円のセットです。
ローンを組んで買いました。(よく組めたもんだと今頃思っています。)
現在、プレーヤー、アンプは倉庫に眠ったまま。
以前プレーヤーを見ましたが、ベルトが伸びきって使えない。
アンプは立ち上げると途中から雑音が入るので使っていませんでした。
スピーカーのみ今の会社で使っています。
CD時代の今、特に扱いが違うのはプレーヤー。
このパイオニアのプレーヤー、
「インサイドフォースキャンセラー」がついkていて
当時この言葉に魅力を感じ、この一点で決めたといっても過言ではありません。
「インサイドフォースキャンセラー」というのは、レコードって回り始めると内側に針が引っ張れる。
そうすると針にかかる圧力が平均でなくなる=左右の音に違いが生まれる。
ということで、逆に外側に力をかけてやる、というものです。
それと、「S字型トーンアーム」。
これもデザイン的に好きでした。
カートリッジのデザインもお気に入りでしたし、すべてにおいて惚れた!ものです。
トーンアームは、ウエイトを後ろから差し込んで、見た目で水平を見て「ゼロ」に合わせ
指定針圧の2gまでゆっくり回して・・・カートリッジを差し込んで・・・・針先を痛めないように慎重に扱う。
セットするのに慎重に慎重に・・・・そんな一番手間のかかるものです。
今の時代では電気製品において、これほど神経を使うものはありません。
それ故にこの手間ひまを「楽しむ」
というのがアナログ盤扱いの魅力でもあり、外国では今またレコードを聴く人が増えているそうです。
それと、レコードを聴いた人の感想では、CDより疲ない、音がやわらかい、音圧がちょっと物足りない。
でも、音の存在感が増した、ゆったりした気分になれるなど、CDと聞き比べて良い印象を持たれた方が多いようです。